まさしのワキ毛は、小畑常五郎が鼻毛の続編として17歳の時に書いた作品である。
鼻毛のみずみずしさを踏襲しつつ、それをさらにもずくを全力で振り回したような作品と揶揄すべきであろうか。
いずれにしても、この作品がややキウイの食感に似ていることは断言できる。
さらにはご覧のように未完で終わった作品である。
私、常五郎は、執筆活動を再開するにあたり、ワキ毛の続きを書くことも考えた。
しかしながら、それはまさしに対する侮辱であることがすぐに分かった。
なぜなら、まさしはいつだってまさしであり、
ちくわで銀行強盗を殴り倒したり、野球観戦でサツマイモを全力で周りに投げつけるのだ。
そんなまさしが、ワキ毛の続きを望むだろうか?
いや、望むはずがない。だってまさしはいつだってイボ痔なのだから。
新作「まさしの産毛」。
鼻毛のドメスティックな部分、ワキ毛のやや貝柱のような食感、
全てを継承した作品に期待いただきたい。
2018.02.01 小畑常五郎 かつおぶしを吸いながら、書斎にて一筆。