まさしの鼻毛 あとがき
まさしの鼻毛は小畑常五郎が16~17歳の頃に書いた、初作品である。 この作品は、当時流行っていたようなどことなく右膝がかゆい風潮、 ほのかに香るたくあんの臭いから感じ取れるように、まさに時代を象徴している作品と言える。 […]
【最終章】まさしの鼻毛
まさしの病状はますます悪化してきた。 そのスピードはよしはるが鉛筆削りで鉛筆を削るぐらいの早さで進行してた。 まさしが水虫になったことはまたたくまに広まっていった。 鳥取県南部に住むあのとぅぁ むらさんまで知ってい […]
第66話
ある日まさひこが力いっぱい明太子を握り締めながらまさひろの家になめらかに駆け込んできた。 そのなめらかさはまるでつとむが鼻をほじるときのなめらかささえも超越してたようにも思える。 そしてまさひろはこう言った。 「ま…まさ […]
第65話 みち子のジャッペンブイヤー 明日への希望
まさしは言った。 「ムゴロンパルーペ!ダバッソ!」 よしはるは言った。 「キムチョンタリーナ!ハブンペソ!」そこにみち子が滑らかに割り込んできた。 「ブヒッ!ブヒッ!ワンワン!そぉーい!そいそぉーい!ウホッ […]
第64話
まさしは4年後、シジミの養殖界ですばらしい功績を納めていた。 一部の人からは大海原のローリングウオッシュレットと呼ばれていた。 その頃、よしはるは北太平洋沿岸で平泳ぎをしていた。 皆は口々に良い心がけだと言っていた。
第63話
しかしそんな時まさしは左足が水虫になったという理由からバスケを引退した。医者からは「そのまま続けたら命に関わるぞ。」と言われたそうだ。 まさしはやることもなく途方にくれていたそんな時、向かいの家の森本さんがまさしにこう言 […]
第62話
まさしとよしはる、彼らは幼い頃から友達でまさにぽん酢ともずくのようなベストマッチぶりで、巷では峠の豆腐屋と言われていた。 そしてバスケット界ではまさしはゴール下のバッファロー、よしはるはゴール下の延長コードという異名で […]
第61話
もうひとつ心温まる話を教えよう。森田さんはある日、山にヨモギウォッチングに行って遭難した。 そして森田さんはもう8日間もさ迷っていて、残りの食糧は一握りの酢豚とごま塩だけであった。 そんな時、山の中に一軒の良質のヒノキを […]
第60話
ある日まさひろは家で豚肉をミキサーにかけていたら、突然まさしげさんが乗り込んできた。 そして家にあるありとあらゆる靴の中敷きをとって、そして靴の中にきんぴらごぼうを敷き詰めてあげたそうだ。なんとも心温まる人情話であった。
第59話 貴方の心に仮設住宅
茄子の漬物をひたむきに食べ続けたいとまさかずはいつも思っていた。 雨の日も、イボ痔が痛む日も、冷蔵庫にあったキャベツをすべてみじん切りにしたあの夜も…。 次の日キャベツのことでまさかずは母さんのみち子に怒られた。 そ […]
第58話
まさしは優しい男だ。どれくらい優しいかというとアフリカのヌーの群れぐらい優しい男だ。いや彼の優しさは木綿豆腐をミキサーにかけてスープ状にしたものさえをも超越しているであろう。 だからよしはるは僕の前を去った。一年分のフ […]
第57話 馬場さんのまつげ
まさひろは最近テレホンカードを滑らかに使用したいと思っていた。その時だった。まさてる君がよしお君の下駄箱にクロレラを詰め込んでいたのは…。 その事に腹が立ったよしお君はまさてる君にじっくり熟成されたうまみがつまったいな […]
第56話
よしひろは大胆かつ的確にいきなりこう言った。 「底辺を3としてジョンソンを有効に使ったほうがいいんじゃないですか?」 よしひろがそんな発言をしたと小耳に挟んだともはるは衝撃を受けて、思わずテレビのチャンネルを4にしてし […]
第55話 アナログよしはるインターセプト
よしはるはあの日、突然僕に言ったんだ。キャベツを収穫しに行こうって。 僕も最初は反対したさ、だってそんな危険なことやりたくないもの。 だけどよしはるの一途なキャベツへの思いに押されて、結局僕は行ったんだ。 そして収穫 […]
第54話
まさひろは浜辺で納豆をつまみながらぬるい玄米茶を飲み、ティータイムをたしなんでいた。 しかしやってしまった。よしひこは嫌いな人の机に青のりをたんまりふりまいたのです。 もうふりまきすぎてベタベタしてます。 だからジ […]
第53話
常日頃からみかんの皮をていねいにむきたいと思っていたまさのりだったが、その矢先にけんいちろうはシジミの味噌汁を美味しくいただいていた。 その味噌汁の広がる香ばしさ、口あたりの良さに思わず心をうばわれた。 もう止めようじ […]
第52話 マイルドケネディ味噌ランド
常日頃からみかんの皮をていねいにむきたいと思っていたまさのりだったが、その矢先にけんいちろうはシジミの味噌汁を美味しくいただいていた。 その味噌汁の広がる香ばしさ、口あたりの良さに思わず心をうばわれた。 もう止めようじ […]
第51話 ハベマミルモストカンドリア
のぶおはすばらしいスポーツ選手だ。なんのすばらしいスポーツ選手かというと、そう…歩副前進だ。のぶおは高校時代インターハイで3位になっているほどの歩副前進選手だ。 「あの準決勝はすごかったな…思わず俺の水虫がう […]
第50話 ジョンソンとミッチェルのわくわく冒険ランド
「大根をすりおろすことは古来から受け継がれてきている日本の伝統だ。」とひろみつは言った。 それを聞いたロベルトは鼻息をムハムハ言わせながら俳句を言った。 「花畑 広がる向こうに ホーマック」この俳句に感銘を受けたみちは […]
第49話
現代社会において、ポン酢の地位は確立されつつある。 アクエリアスにも退けをとらない、立派なスポーツ飲料として認められつつあるのだ。 さあポン酢を飲もう、きっと何かが見えてくる…
第48話 オーランドまさひでインフォメーション
ついにニンテンドーDSに待ちに待った新色が発売された、それは… 『モリモトイエロー』だ! 「この色のコンセプトは?」と聞くと、こう答えた。「この色は森本さんのように壮大なきばみとむさくるしさの品位溢れる座高をイメーシ […]
第47話 チーズかまぼこエクスプロージョン
よしはるは最近、歯の噛み合わせが悪かった。 そのことでストレスがたまっていたよしはるは、つい出来心でスーパーの試食コーナーのきんぴらごぼうをすべて食い尽した。 その頃吉川さんは鼻をほじっていて、思ったよりハナクソがいっぱ […]
第46話
やすおはやんちゃだ。どれくらいやんちゃかというとトイレに行って、手を洗った後まさひろのタオルで手を拭くぐらいやんちゃだ。 国語の時間に漢字辞典を忘れて、ファーブル昆虫記でごまかそうとするぐらいやんちゃだ。 もうこりごりだ […]
第45話 きばみの向こう側に…
アンディさんは今日も畑仕事に精がでていた。 そろそろ枝豆の収穫の時期がきていたからだ。 アンディさんが枝豆がどのくらい好きかと尋ねたところ、こうおっしゃっていた。 「アスパラを6ハルパピポとしたら、枝豆は70シ […]
第44話
二年後かずはるは体育館の管理人として、バスケットリングの高さを調節していた。 かずはるは毎日バスケットリングの高さを調節する生活に飽きてきていた。 そしてかずはるは毎日らっかせいの殻を割ることにした。 これからもかずはる […]
第43話 オーバーライン岸田
山中はふりかぶってパンチをする気配をかもしだした。 それにひるんだまさひろは、一瞬「ムソッ」と言いかけたがなんとかこらえた。 しかし山中は靴下をぬぐフリをした。 こればかりはまさひろはもうたじたじで、まさひ […]
第42話
やがて月日は流れ、耳かきの時代は終わり始めた。 一時期は一世をふうびした耳かきだったが、やはり時代の流れと共に利用者が過疎化してしまった。 そう、今は激動の時代。 時代 […]
第41話 ごんぶと豚足エクスプレス
ゆきまさは何事にも妥協しない男だ。 例をあげよう。一ヶ月前の話だ、彼はトイレで大便をすませた後、綺麗にしようとしすぎ拭きすぎて切れ痔になった…… なんともせつない話だろうか、こんなこと […]
第40話 まさしのドミニカ共和国留学期~帰国編
まさしはいい留学だったと自負している。 まさしが留学して学んだことは非常に多い。 本番ドミニカのさんまの塩焼き、コショウの量の使い分け、綿棒さばきなどはまさにワールドクラスの技術であった […]
第39話 まさしのドミニカ共和国留学記①
そしてまさしはドミニカ共和国にきた。そしてまさしは早速料理店でちくわをほおばっていると、ある人物が現れた… そう……ケルラモンジョさんであった。 彼は非常に左の脇の使い方がすばらしく […]
第38話
やがて月日は流れ、まさしは欧州に留学することになった。 欧州のどこかというと、そう!かの有名なドミニカ共和国だ。 はたしてまさしは洋式トイレを使いこなせるのか?ぽん酢がなくても食事が […]
第37話 綿棒とぼたもち
やすあきはある日家に帰ってきたら、郵便受けにたくあんがごっそり詰まっていた。 汁がもっさり垂れまくっていた。 そのことに幻滅したやすあきは地上デジタル対応の新しいテレビを買った。
第36話
そんなこんなで吉川さんは町内相撲大会で優勝した。 「吉川の土俵際のねばりはすばらしかった」と町長の久木田さんも思わず口をすべらしていた。 吉川さんは優勝後のインタビューでこう言っていた。 「どぅっふぉ~~い!!」
第35話 ランドセル山下
よしてるはナウいセンスで友達からも近所のおばさんにも大人気であった。 何がナウいかというと、髪の臭いだ。 とにかく味噌臭いのである、このままでいいのだろうか? このままで味噌臭さが続くと温暖化を促進させる要因になりかねま […]
第34話
もう昆布ダシなんて信用できない……そうよしはるはつぶやいていた。 いつだって昆布ダシは裏切るんだ、濃厚なコクなんてでない、かつおぶしのほうがいい味をだすんだ。 そう言いながらよしはるはホタテをしゃぶっていた。
第33話 てぬぐいの戦い
トムは最近のネギは味に深みがないという理由でNHKの受信料を滞納していた。 よしひろは普通のさつまいもを買ったと思いきや、切ってみたら紫芋だったという理由で受信料を滞納していた。 川渕さん(62)は近所のローソンにお気に […]
第32話
森本さんは様々なことをまさしに教えてくれた。 ワキガと宇宙の広がりの関連性、水虫の温かいぬくもり、ふすまの奥行きの広さ、まさひろの愛用の靴下の臭いなどのことを教えてくれた。 そしてその後まさしはすばらしい便座を求めて、あ […]
第31話
そしてまさしはメガネの森本でバイトを始めた。 このことが今後のまさしの運命を変えることになる。 これがまさしの恩師、店長の森本さんとの初めての出会い。 そう、これから全ての物語が始まったのだ……
第29話
ニラ玉食材ではすばらしいパック詰めの技術で高い評価を得た。 そしてまさしはつけ上がり、図に乗るばかりであった。 そんなまさしにきばんだ恋心を抱いているものがいた。 それはみち子だった………
第28話
そしてまさしは有限会社水虫物流に勤める。社内では若手のホープとか新時代の覇者とか言われていたが、実際そうでもなかった。 まさしは24歳までここに勤める。 その後まさしは森本ニラ玉食材に勤めた。
第27話
そして小学校に入学、小学校ではふすま風のバッファローという異名で生徒はおろか、事務員のおじさんにまでも恐れられていた。 そして中学校、まさしのあだ名はハミソンであった。なぜハミソンであったかは、今現在明らかにされていない […]
第26話
「ぬか味噌」という言葉を聞いて家族はたいそう喜んだ。 もう喜びすぎて、タン塩をしゃぶりまくったほどであった。 そしてまさしは保育園に入園、他の園児の追随を許さぬきわどさであった。
第25話
生まれて4日、まさしはもうすでに任天堂64の拡張パックを取り外すことが出来たという。 そして生まれて10日、まさしはもうすでに完璧な歩副前進をできていたという。 生まれて14日、まさしは初めて言葉を発したと言う。その言葉 […]
第24話 かずひこの知られざる過去
かずひこの知られざる過去がついに明らかに…… 19XX年まさしは生まれた。 産声はなんとも珍しく「もっふぇ~い!もっふぇ~い!」と泣いていたという。 父親の名は森本よしかず、母の名はみち子と言った。そして祖父の名は森本キ […]
第23話
またもや、まさしとよしはるはケンカしていた。 まさしは言った。 「くそう 分からずやめ お前の顔に巨峰押し付けるぞ 」 よしはるは言った。 「なんだとぉこのイカ納豆がぁ 」 まさしは言った。 「なんだとこのタウンページ野 […]
第22話 あの整骨院に向かって
まさよしは最近左腰に疲れを感じていた。 連日続いた味噌の散布作業(国道に味噌を巻き散らす文化的な奉仕活動)により腰に疲れがあった。 まさよしはある所に向かった。 あの丘を越えればきっとある。 整骨院がそこにある…… 走り […]
第21話
こうしてまさあきはモルソンヒー大会で入賞した。 手に汗握る試合ばかりであった。とくにつらい試合といえば、やはり準決勝のひろかず戦だろう。 ひろかずは若干スピードが落ちるものの、センスある半オクターブな攻撃を繰り出していた […]
第20話
近年、日本の便所についてまさしは多大な不満を感じる日々である。 何ゆえかというと洋式の広がりである。 元来、日本では和式というしゃがみこみ式の便器が主流であった。 しかし今はどうだろう? 和式がない便所がほとんどではなか […]
第15話
こうしてみつたかは今週のジャンプを買い忘れてしまった。 しかし、このような幾多の困難を乗り越え、すばらしいサバの味噌煮が作られていくと考えれば、なんとも喜ばしいことではなかろうか。
第14話
4日ぶりにきんぴらごぼうを食べたまさはるは、感極まり、大根をすりおろした。 上野さんは今日動物園に来ていた。 ひとりで。 そこで色んな動物にタラのムニエルをぶっかけたところ、従業員にぽん酢をかけられ、深い不快感を覚えたジ […]
第12話
もりかずはロサンゼルスの町中を全身白タイツで歩いていて、色んな人にぽん酢をぶっかけられて、酸味が増した。 その当時、ユーゴスラビアの経済事情は非常に思わしくなかった。 しかしユーゴスラビアがこのような現状でも、きっといつ […]
第11話
まさしが飛んだ イボ痔で飛んだ 宇宙の果てに まさしが見えた ム ッハムッハ!ムハハ! 脇毛をそるな 『しゃぼんだま飛んだ』の歌のリズムに合わせてよしひろが神妙な面持ちで口ずさんでいました。
第10話 岡野・モルモンテ・ひとし
ついに新しい爪切りを買ったやす吉は、あまりに興奮しすぎてふかづめをしてしまった。 その翌週、ついに新しい綿棒を買ったやす吉は、ほじくりすぎて右耳の鼓膜が破れた。
第9話
今日は真夏日で、ジャックとジョセフとジェニファーとヴィクトリアとよしおは、海に来ていた。 ジェニファーは言った。 「遐繼飫鵐鵄?」 それに対しジョセフはとめどない表情でこう言った。 「賣ン扈」 ジャックはそれに腹を立てた […]
第8話
スルメイカをしゃぶりながら原宿を歩いていたしげはるは、怪しすぎて警察に職務質問された。その頃、台湾から日本に来た留学生のチョンさんは相変わらずあの広い大空を飛び回っていた………。
第6話
今日、つとむともりぞうはピクニックに行った。 そこでつとむは一句考えた 「ピクニック わきの臭いで レッツゴー」 それに対してもりぞうはこう言った。 「この偉大ではるかに広がる宇宙で、誰かが水虫のことを親身になって思いや […]
第5話
その時! とみはるは、線路にひじきをばらまいているのを駅員に見付かって事情聴取されていた。 一方、最近ナスクリームコロッケを作りだし、一世をふうびするかと思われたとみ子は、トイレで熱い戦闘を繰り広げていた。
第4話
まさ吉は以前こうゆうことがあったそうだ。 その日まさ吉は、リーズナブルな価格とモダンなテイストが定評を呼んでいるユニクロのTシャツを着ながら、波うち際を歩伏前進しながら進んでいた。 すると…… まさはるはこう言ったそうだ […]
第3話
その日、森元さんはドメスティックな雰囲気をかもしだしていた。 森元さんは最近、自分の家の便座に深い不満をもっていた…… そう!森元さんの家の便座はべたついていたのです。 そしてはるひこはボブスレー大会に出ることになった。 […]